レバータンブラー錠

レバータンブラー錠はどんなシリンダー錠なのか

様々なシリンダー錠がありますが、現代でも様々な扉やアイテムの鍵穴として使われている、歴史ある鍵穴に、レバータンブラー錠と呼ばれるものがあります。
レバータンブラー錠は、18世紀イギリスで開発をされた鍵穴で、鍵穴を絵に表す際に、よく使われるタイプのシリンダー錠です。

前方後円墳のような特徴的な形の鍵穴で、鍵もそれに合わせて、一昔前に海外でよく使われていたような、典型的な鍵の形をしています。
鍵穴、そして鍵とともに、ゲームなどでもこの形の絵が使われていることが多く、実際に見てみると、馴染みが深い方もいるかもしれません。

現代でも、古い住宅のドアのカギとして使われていることもあれば、南京錠や、机の引き出しなどにも利用をされています。
このタイプの鍵穴は意外と現在でも利用されていることが多いものの、防犯上の危険性から、あまりおすすめをされていません。

レバータンブラー錠はかんぬき式の簡易的カギ

レバータンブラー錠の鍵の仕組みは、シリンダーの中にある溝が決め手となっています。
シリンダーの中には、Hの形をしている溝があり、この溝にピッタリと当てはまるカギを入れることで、回すことが出来るようになる仕組みです。
てこの原理のように板状のタンブラーが利用されており、てこ原理のように開錠、施錠を行っていきます。

ですが、これだけ単純な仕組みですので、どうしてもピッキングをしやすく、プロでなくても、コツさえ掴んでしまえば開けられてしまいます。
専用の道具がなくても、細い棒などがあれば、上手に使えば開いてしまうということも少なくないでしょう。

そのため、安全面ではあまり効果が期待できず、家のドアのカギがこちらの方は、出来るだけ早く交換をすることが大切です。
鍵穴でピッキングのしやすさを判断されて、強盗に入られてしまうケースも少なくないでしょう。

防犯性は低いため、一刻も早いシリンダー交換が理想

空き巣は、鍵をかけているご家庭にピッキングをして押し入ることがほとんどです。
そのため日頃から、狙っているご家庭の下調べを行い、人がいない時間帯を見計らって、犯行に及ぼうとします。

下調べの一環として、鍵の形もチェックをする空き巣は、実は少なくありません。
このタイミングで、ピッキングがしにくい、防犯性の高いキーを利用していれば、リストから外される可能性が高いでしょう。
シリンダー錠の形式だけで、犯罪に巻き込まれやすくなるかが決まると言っても、過言ではないのです。

事前に行うことが出来る、非常に効果的な防犯対策の一環と言えますので、こちらの鍵穴タイプの場合は、できるだけ早く交換を行うように心がけましょう。

ウォード錠

ウォード錠は頻繁に利用されている鍵穴

鍵穴、シリンダー錠のタイプには、実に様々なものがあります。
シリンダー錠のタイプによって、防犯効果も左右されると言っても過言ではありませんので、注意が必要です。

鍵が利用される場所は、家のドアのカギだけとついつい思われがちですが、家のカギだけではなく、実に様々な場所に利用されています。
例えば、金庫のカギ、倉庫のカギなども、当然ながら鍵が利用されていますので、適当な鍵をつけてしまうと、非常に危険です。
鍵穴選びは、防犯対策の一つのポイントということを、忘れないようにしておきましょう。

そんな金庫のカギや、倉庫のカギとして一昔前に利用されていた形式が、ウォード錠というシリンダータイプです。
ウォード錠は、ウォードと呼ばれるシステムが採用されており、ウォードの形に鍵穴がピッタリと収まれば、鍵を開錠、施錠することが可能です。
正しい形のウォードキーが入れられないと、カギそのものが回らずに、鍵を回すことが出来ないよう仕組みとして利用されてきました。

こちらのウォール錠は、南京錠などをはじめとした、簡易的なカギに広く使われているタイプのシリンダー錠でもあるでしょう。
日記の鍵、鞄の鍵などにも、こちらが使われていることがほとんどです。

ウォード錠は古代ローマで作られた由緒正しき鍵

ウォード錠が生まれたのは、歴史が古く古代ローマまで遡ります。
当時はこのウォード錠タイプの鍵が主流で、家庭のカギとしても、宝箱のカギとしても、広く利用されてきました。

そんな歴史あるウォード錠、作成の手軽さもあり、現在でも利用されている鍵は少なくありません。
流石に家のドアのカギに使われることはほとんどありませんが、家のカギ以外の場面で未だに利用されている、歴史あるカギと言えるでしょう。
シリンダーとしては、世界最古ではないかとまで言われています。

そのため、仕組みを調べつくされており、ピッキングをされる恐れもあるシリンダー錠ですので注意が必要です。
金庫などに未だにこちらのカギをつけられているという場合や、南京錠で倉庫の鍵を閉じているという場合。
プロではなくても、ヘアピンなどで簡単に鍵を開けることが出来てしまうでしょう。

ピッキングが簡単に出来てしまう鍵

ウォード錠は非常に手軽で、大量生産がしやすい鍵ではありますが、そのあまりの手軽さから、簡単にピッキングが出来てしまいます。
そのため、貴重品を入れている鍵など、大切なものを守りたい場合は、こちらのシリンダー錠はお勧めできないでしょう。

ウォード錠をどうしても利用したいという場合は、合わせて別の防犯対策を行うことが大切です。
金庫などの場合は、鍵を二重に取り付けるタイプに変更して、もう一つのカギを、防犯効果の高いカギにするなどがおすすめ。
また、南京錠でも、ウォード錠ではないタイプの鍵、番号の鍵などもありますので、そうしたものをつけることも大切でしょう。

ウォード錠そのものを違うシリンダーに変えることが一番手っ取り早いので、出来るだけ防犯効果を上げるためには、カギそのものを交換してください。

ディスクシリンダー錠

鍵を入れるシリンダー錠にも種類がある

当然ではありますが、鍵は、鍵穴に入れて施錠や開錠を行います。
鍵にも様々な種類があるように、それに対応した鍵穴、シリンダーにも、様々な種類がありますので、そのカギに対応したものを取り付ける必要があるでしょう。

シリンダー錠の中でも特に有名なのが、ディスクシリンダーです。
特に指定がなければ、こちらのディスクシリンダーが利用されていることが多く、多くのドア鍵に利用されているでしょう。
その名の通り、ディスク上のシリンダーを回すことでカギを開け閉めすることが出来、利用方法も非常に簡単だと言えるでしょう。
ディスクシリンダー錠は海外でも利用されていることが多く、最も一般的なシリンダーとして知られています。

その他にも、マグネットシリンダーやピンシリンダー、様々な種類のシリンダー錠があり、それぞれにメリット、デメリットがあります。
形も一見同じようで、よく見ると全くの別物ですので、事前にどのタイプのシリンダーなのか、確認をしておくと良いでしょう。
シリンダーによって、鍵の形状や特徴そのものが異なる場合もありますので、比較をしてみることが大切です。

ディスクシリンダー錠は、流通量が最も多いシリンダー

ディスクシリンダー錠は最も市場への流通量が多く、一般家庭をはじめ、ホテルなどの宿泊施設、その他鍵のあるドアの多くが、こちらのタイプが多いでしょう。
近年では別タイプのシリンダー錠は増加傾向にありますが、新築ではない戸建てやマンションの場合は、ほとんどがこちらのタイプになります。

シリンダーそのものの鍵穴は縦方向に設置されており、鍵の両面は、ギザギザとした形をしています。

鍵といえばこの形状を思い浮かべる方も多く、メーカーでもほとんどの場所で取り扱いを行っているでしょう。
合鍵作成の際にもお断りをされることなく、早ければ数時間もかからずに作成できるケースが多いようです。

鍵の構造としては、取り付けられているディスクが、鍵を指すことで回るか回らないかを判断する仕組みとなっています。
鍵のギザギザ部分とディスク部分が合えばディスクが回るようになっており、鍵が開くようになっているのです。

防犯対策には他のシリンダー錠に変えることを検討してみて

そんな流通量が多いディスクシリンダーですが、そのままにしてしまうと実は非常に危険です。
流通量が多いこともあってか、ディスクシリンダー専門のピッキング技術を身に着けている犯人も多く、盗難被害にあいやすい形状として知られています。
防犯対策をするためにはできるだけ、他のシリンダー錠に変えることも検討してみると良いでしょう。

ですが、シリンダー錠を変えるにも、当然ですがお金がかかります。
また改めてカギそのものを交換しないといけませんので、決して安くはないでしょう。

シリンダーを変えることが出来なければ、その他の防犯対策と合わせて行うことが効果的です。
ピッキングをすると警報が鳴りだすセンサーやシステムの導入や、家の中にいるときは、別途つけることが出来る内鍵の利用もおすすめ。
賃貸の場合は事前に申請が必要ですが、原状復帰ができるようであれば、問題なく取り付けられることがほとんとでしょう。

もちろん、こうしたシステムを導入するにもお金がかかりますので、場合によっては、シリンダー交換をした方が安く済むこともあります。
お金に余裕があるようであれば、シリンダー交換と合わせて、こうした防犯対策を合わせて行うことで、より防犯効果を得ることが出来るでしょう。
防犯対策は合わせてセッティングすることで、より高い防犯効果を得て、いざという時に高い効果を発揮します。