リバーシブルピンシリンダー

シリンダーの仕組み

リバーシブルピンシリンダーは、ピンシリンダーの更に複雑にした形状のキーのことです。
ピンシリンダーは、ピンタンブラーというものがあり、これがシリンダーとなり鍵に合致することで鍵が開く仕組みとなっています。

上と下にピンがあり、上がアッパーピンしたがボトムピンと呼ばれ、バネによって中心に向かって押しつけられています。
このままではピンが邪魔しており鍵を回して開けることが出来ず、正しく形状の合う鍵を挿すと、ピンが正しい位置に移動し、鍵を回転させることが出来ます。
この鍵とピンの位置をシアラインと言います。
マスターキーで開くような仕組みを作るときは、アッパーピンとボトムピンの間に中間のミドルピンを入れて、マスターキーでもシアラインが正しい位置になるようにします。

ピンシリンダーの鍵は上下にギザギザが付いていますが、リバーシブルピンシリンダーの場合は、左右に凹凸があり、錠前には水平方向にピンが付いています。
不正解錠にも強く、合い鍵も作るには専門店でしか作れないために、ピッキング対策などには大きな効果を発揮する鍵です。
ただし通常の鍵よりも値段が高いのが難点です。
リバーシブルタイプなので、鍵を挿入する方向が決まっておらず、どちらからでも解錠出来る鍵です。

ピンとピッキング

ピンシリンダーの数が多くピンの数が多いほど、ピッキングの不正解錠は困難にはなります。
リバーシブルタイプのキーは不正解錠に強く、リバーシブルピンシリンダーの他にディンプルキーもリバーシブルタイプです。
このようなキーはピッキング対策にはとても良いのですが、もしも無くした場合に鍵屋さんに鍵の解錠を頼むと10万円近くも請求されることもあります。

ピッキング対策としては、アンチピッキングピンを使用したものがあり、これは通常のピンよりも、形状に歪みを持たせてピンに遊びを持たせています。
正常な鍵で垂直にピンを押し込まないと動かない仕組みとなっており、ドライバーやハリガネなどで斜めから押そうとすると動かないので、ピッキング対策となります。

リバーシブルピンシリンダーなどの場合ではなく、ディスクシリンダータイプの鍵を使用しているなら、アンチピッキングピンを使用すると不正解錠されにくくなります。
ピンの形状はマッシュルームやノコギリなど、いくつかの形状があります。
特にディスクシリンダータイプの鍵は現在は5,000万個以上が製造されていると言われており、このタイプの鍵は一番ピッキングしやすいので注意が必要です。
もしも空き巣対策などをするなら、キーをリバーシブルピンシリンダーなどに変えるか、またはアンチピッキングピンにシリンダーを交換するかなどした方が良いでしょう。